街中のビルの隙間に「友元神社」が鎮座されているのをご存じでしょうか。カープ好きな方は一度は勝利祈願で参拝に行った事がある方も多いかもしれません。

エキシティ・ヒロシマの2階屋外テラスのテラスに設置されており、マツダスタジアムが近くにあるため観戦ついでの参拝も多く見られます。「友元さん」の愛称で親しまれているご祭祀は、毛利元就の義弟「友元明」という方との事です。

江戸時代初期の1648年、二葉山麓に広島東照宮が造営された際、近くを流れる猿猴川からの資材の陸揚げと保管庫が設けられ、作業の安全を祈願して、神皇産神、伊邪那岐、伊邪那美、泣澤女神、刺国若姫命、地代主神、そして友元さんこと友元大明神を祀ったのが、この神社の始まりです。

強運の神様と言われる所以は、昭和20年の夏の夜に当時ご祭祀を守っていた女性の枕元にご神体が現れ「疎開するよう」とお告げがあり、御神体とともに多くの方が山奥に逃れた1か月後に原子爆弾が投下され、多くの方が御神体とともに難を逃れたそうです。

戦後、再び広島に戻り当時の愛友市場の社に収まりますが、再開発により2017年より現在の場所に鎮座され、現在もなお広島の人の拠り所として愛されています。そんな強運にあやかり広島東洋カープの昇鯉岩も設置されていますよ。

伺った日は、野球オフシーズンでもあり参拝者がいませんでしたので、ゆっくり参拝する事ができましたよ。エキシティ・ヒロシマの2階からテラスに出ることができます。さらに、直接外の階段から参拝することも可能です。お買い物の際にぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

■友元神社はこちら↓

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